7/8〜10
宮古島(多良間島編)
時間
釣り人
F先生夫妻
スタイル
カヤック
天候
晴れ時々スコール
気温/水温
℃/℃
風向き
水面状況
この日からは多良間島に移動、フェリーに乗って約二時間、ちょうど宮古島と石垣島 の中間に位置しているまあるい島です、丸い島という事は湾とかはなく海 況によっては全く海に出られないというおそれもあり2日間という短い日程を組んでい ましたが、島に着いたとたんにそのあまりのエエ感じに三泊することに 急きょ変更しました、結果 的にはその判断はとってもナイスだったのです。着いたそ の日はもうお昼だったのでごはんを食べてから釣りに行こうと立ち寄った 沖縄そば(宮古そば)やさんのそばはなんと手打ちで今までで最高に美味しかった、そ れはグルメアイランド多良間の美味しい旅の始まりでもありました。海 はやっぱりその全周を珊瑚礁 に守られていて広い所ではなんキロも先まで続いていま す、大潮なので干潮時にはおそらく干上がってしまうので港からしかカ ヤックを出す事が出来ないだろうと港のスロープから出舟します、そこから防波堤の 先まで延々と漕いで外海に出ると結構な風と波、しかも三角形の厄介な波 で落ち着かない、防波堤の風裏に入ってやっと何とか釣りになる感じになったのでよ うやくスタート、一投目に投げたフラッシュバック(お腹に板重りを張っ た海仕様、でも魚にかじられると重りがすぐにくちゃくちゃになってとれてしまうの が難点です。)に向かってシュパッと長いシルエットが飛んでいきます、 そう、ナガイさんです、ナガイさんはバイトの前に空中を飛んでから襲いかかるので すぐにそれと分かります、そして掛かったらジャンプジャンプジャンプな のです、その模様を動画におさめたので見てみて下さい。(バラしてます。)この日は ナガイさんと小さなバラフエダイなんかが釣れましたが本命のガーラは 釣れず夕方になったので終了です、多良間島で泊まった民宿のごはんはとても美味し かった、腰の大きく曲がった小さなおばあちゃんがひとりで作ってるとは とても思えないほどバリエーションに富んでいて質、ボリュームともに満点でした。 次の日、風が収まる事を祈りつつ寝ましたが起きてみると結構な風、予報 では風速6〜7mとの事、日本海なら完全に諦める風速ですがインリーフだけでもと出舟 する事に。港から少し西にいった所の浜がわりと静かで今日の風向き からすると一番風裏になっている様です、ですが風裏と言う事はちょっと沖に出ると 風は容赦なく私達を沖に沖にと連れて行くのです、ちょっと釣りをすると 岸は遥か彼方になっているので風上にむかって必死で漕いで戻る、ちょっとルアーを 投げる、流される、戻るの繰り返しで腹が減ります、しかも全然釣れない ので、浜に戻って朝ご飯の残りごはんをおにぎりにしていたものを食べてからちょっ とシュノーケリング、ここのサンゴは大きくて元気で大変美しいです、魚 もたくさんいてウミガメもいます、でもアウトリーフは潮が速くて危ないので干潮に なるにつれ泳ぐ所が無くなってきました、釣り再開です。リーフの切れ目 からカヤックを出そうと舟をかついで運んで海に出ようとした時に黒雲がやって来た ので、これはスコールになるだろうと待機、果たしてだんだん風が強く なって来て、そして暴風、カヤックが飛ばされて転がっていきます、それを必死で押 さえているとドバーと雨が、万が一雷が落ちて来たらと思い、干上がった リーフに伏せて耐える私達、ですがスコールのいいところはすぐに去っていく所です、 そしてそしてそのあと何となく笑いがこみあげてきます。この日はその 後もほとんど何も釣れず、ジギングででかそうなやつにラインを切られた位 で終了、 もう一年も使っているPEラインだから弱くなってんのかな?明日に備え てラインを巻き変えて就寝、毎日潮にさらされたルアー、竿、リール、その他釣り道 具、服を洗い、ラインの塩抜きなんかを終えるとそのままバタンキューで 寝れます。3日目、今日がこの島で釣りが出来る最後の日となりました。風は?8mか、増えとるがな!。でも海に行ってみると何とかなりそうなので、初日の港から出舟。防波堤を抜けると猛烈な風、すぐ撤退です、仕方なく浜からキャスティ ングする事にしました。去年行った鳩間島では浜からでもどんどんいろんなさかなが釣れましたがここでは全く釣れません。浜を横に移動するのをやめて干潮で引いていく潮にあわせてどんどん沖の方に立ち込んでいくと何か青い魚がフラッシュバックを追いかけてきます。大きさは50cm位 か?結局食いませんでしたが、その他にも小さめのガーラらしき魚影も発見しました。2人が 乗ってるカヤックの上ではトゥイッチなど細かなロッドの操作がしにくく、またその 必要もないだろうとわりとただ巻きだけで釣っていたのですが、この立ち込みで釣っていた時にリーリングスピードの変化だけでフラッシュバックやフライサム90CW(テストモデル)にいい感じの動きが出せる事を発見・・・基本的ですか?。 ちょっと風が収まって来たので再びカヤックに乗りましたインリーフの浅瀬を釣っていたのですが、干上がっていく珊瑚にアウトリーフへと押し出されました。で、リーフエッジを探っていくと久しぶりに何かがバイト!グイグイよく引く正体は35cmぐらいのイソフエフキでした。それからすぐさらにもう一匹 40cm位のイソフエフキを追加出来ました。ルアーの巻き方に変化をつけたせいでしょうか?それは分かりませんがいい感じです。程なくさらにここで何かがバイト!そんなに派手な出方では無かったんですが一気に竿がのされて、リールがうなりをあげてラインを吐き出しています。ジャンプしないからナガイさんじゃない!、あいつか?ほんまに?巻き取っては出されを繰り返す。普通 には巻けないのでポンピングで巻いていきます(昔、釣り◯◯三平で学びました。)ようやく姿が見えてきて水中でギラッと平たいシルエットが光ります、「ガーラ や!」水面に浮かんだその姿は、ぜひとも釣りたいと願っていたカスミアジです。何かを叫びながらギャフを掛けます。「やった−!。」よめさんも歓喜の声をあげています、ありがとう、ありがとう。釣り上げたガーラはさっきまでとは大違いで大変おとなしくゆっくり呼吸をしています。写 真では分かりにくいのですが、青やら緑、紫、ピンクが半透明に混じりあいそのうえに褐色の斑点がちりばめられ大変華麗な魚です。撮影を終えて海に帰してやります。ぼくの全身を優しい満足感が包んでいますが、ここに満たされないひとがひとり、そうヨメさんです。今日はもうぼくは竿を置いて操船に集中します。あらゆる方向へキャストを繰り返す彼女はへこたれませんが、風はどんどん強くなる一方で身の危険も感じてきました。港に戻ろうにも干上がったリーフに阻まれさっき通 って来た防波堤の切れ目にはいけません。いったん遥か沖の防波堤の先まで行って戻るか?と思案もしましたが沖はここから見ても白波が立っていてゾッとする荒れ具合で断念、あとたぶん一時間位 で戻れる様になるだろうとの予想でこのままリーフエッジの少し沖を釣っていく事にしましたが、その時に来ましたよガーラ!じゃなくって巨大な黒雲が!海上では絶対に会いたくないと思っていたスコールがついに行く手を阻まれた私達にグングン近づいてきました。逃げれないなら立ち向かうしか無いので、風向きに対して真っすぐに舟をたてます。 パドルをしっかり握ってゆっくり漕いで流されすぎない様にします。そして来ました!、もうね、まず息が出来ない、強い風と雨で目が見えない、流されるわで、怖いのなんのったらありゃしない、幸い数分で立ち去ってくれたので助かりましたが、長引いたら死ぬ ね、ホンマに。反省しつつ潮が満ちて帰れる様になるまで投げ続けたヨメさんでしたが、ついに釣りの神サンは微笑んでくれませんでした。宿に帰ると庭にたくさんの人がいて何やらでっかい鍋で煮ている様子。おじいさんが「一緒に食べないか。」と誘ってくれましたので後で伺う事にして、後片付けをしているとおばあさんが今日は海が荒れていていつも魚を頼んでいる漁師さんが海に出られなかったのでマーケットで売っている魚しか出せないと残念そうに言うのです、なんと!漁師が諦める状況で釣りをしていたのか?多分漁師さんはもっと沖にいくんだろうけど、それにしても判断が甘かったと再び反省です。晩ご飯をいただいてるとさっきの大鍋の正体であるヤギ汁が登場。その匂い、なんといったらいいのか、ヤギ汁ファンの人には大変申し訳ないのですが、動物園のカバの居る池の水か?と思われる様な強烈な香りで、わりとゲテモの好きのぼくでもその肉片を2、3切れ程食べた所でギブアップ、ヨメさんは汁にちょんと口を付けただけだで昇天、食べ物を残す事が大変嫌いな僕らですが 「すみません、食べれませんでした。」とおばあさんに返しにいくとあははと笑って 「わたしもそんなに食べれないのよ。」と言われました、なーんだそりゃ。明日には再び宮古本島に戻ります。ちょっとは学べたところを生かしつつまた頑張ります。










lure
FLASHBACK
FRY SUM 90CW
釣果
fish
最大
cm


海はいいですねぇ。
魚が釣れても釣れなくても良いくらいです。
料理もばかに多くなく、好ましい量です。
40年以上前に貧乏旅行をしました時のスペインで
奮発してヤギの肉を買って食べた事があります。
コッヘルに臭いが残って困った思い出があります。
二度と食べたくありませんね。
他の肉もお金があれば手に入れる事が出来ましたが、
スペインは自転車での移動で主に野宿しての旅行でしたから
とてもとても買えませんでした。
動物性タンパク質を摂ったのはユースの食事の時と
生ハムの脂のところとイナ(ボラの子)を捕まえて食べた時、
イワシの丸干しをしっけいして食べた時くらいです。
当たり前ですが、生ハムは赤身がないと美味くないです。
塩辛いだけです。

雨の時の呼吸法ですが、
シュノーケルはどうですやろ。