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有峰湖
時間
7:00-11:00
釣り人
社員A&saddaさん
スタイル
陸釣り
天候
晴れ
気温/水温
℃/℃
風向き
水面状況
林道ゲートのオープンを待つ車の数は自分達の前に10数台、後には20台、いやもっとか・・・富山県の山中、標高1000メートルを超えるこのダムの解禁を待つ猛者達がここまでとは。今回遠征を試みたこのダムの名前は有峰湖。関西の釣人にはほとんど馴染みのない人造湖で、完成したのは昭和35年との事。(詳しい内容は“ありみネット”で検索してくださいませ)そして本日この湖で狙う獲物はと申しますれば、それはモンスターイワナでございます。ネットでも特に情報の無いこの湖の魚をなぜ釣りに行こうと思ったのか?それは当然お導きがあっての事です。その人物はレポートコーナーでもお馴染みのsadda氏。この計画が進んだ経緯については話が長くなるので止めときますが、どうやら“この解禁こそまたとないチャンス”である事がsadda氏からビンビン伝わってきたのは間違いありません。だいたい“モンスター”などと聞いてこっちも興奮しないわけはない。僕が京都を出発したのは前夜の午後8時半前、美濃インターには午後10時半に到着し車を一台に。地図で調べたところ、ここから2時間は掛かる。暗闇の道中ではあるが横に流れる河川の説明を受けつつ今後の?更なる野望を膨らませる。2つか3つ峠を越えて最後の最後は何年ぶりかの車酔い。ようやくゲートに到着したのは午前1時頃の開門5時間前、にもかかわらず15台も前にいるとは・・・え、何?山菜採り?!驚いた、並んでる半分くらいは山菜採りなのか〜、ちょっとしたカルチャーショック。取りあえずは逸る心を抑えて仮眠し5時頃起床。周りの熱気からして取りあえずタックルの準備しておいた方が良さそう。気温は7℃くらいか防寒用にダウンも持ってきていて良かった。そして待ちに待った6時開門。“いや〜どんなところか楽しみだ〜山もさぞ綺麗だろう、写 真撮っておこう〜”なんて思っていたらsadda氏の目は既に鋭さを増している“ここからはラリーです”・・・何のこと?料金所で道路料金を払うやいなやトップスピードに突入(ちょっと大げさ?)。一気に前の車に追いついたと思ったら、その車はやたらとチンタラ走ってる?これは彼らの作戦でした。前方に走る仲間の車に余裕をもたせる為の・・・なんと凄まじい、彼らの戦いはもう既に始まっていたのだった・・・結局sadda氏が狙っていたポイントではルアーマンとの競争は無かったものの、意外なライバルは餌師(まき餌とかして長竿で釣る)。何年も通 っていると思われるこのおっちゃんは車を降りてからの準備が早いのなんのって、あまりの焦り様にこれから藪漕ぎなのに僕の格好はピンクのダウンにフィッシングベストやで・・・っていうか、はよ釣りの話ししろってか、はいはい。途中までは舗装されているが、初めて来たら絶対降りない様な獣道を降りて、周りを見渡せば典型的なガレ場に囲まれたダムである。 水の色は適当に色付いてドクリアーでないのが救い。しかしこの時間帯はいただけない。7時ともなればもう陽は高く、普通 ならかなりのプレッシャー。ダムでの釣りもあまり経験がないだけにピッタリとはまるイメージが湧かない。しかしさすがはこの地での経験を積んだsadda氏は違う。10分もしない内にヒット!44センチの立派なイワナ。ルアーはサム山岡ハンドメイドLDF-65 アバロンチップヤマメと渋い〜。まだ納得できるサイズではなく、ヒットしたパターンは駆け上がりに付いている魚をかなりスローに小さなアクションで誘って食わせたらしい。どうやら岸際には5センチくらいのワカサギが小さな群を作って回遊していて、たまにボイルも見掛ける。ポイントを先行させてもらって岸に平行気味に狙って行くとワンチェイス。そして慣れない僕には移動が困難なガレ場を徐々に進み丹念に狙っていく、地形に少し変化のある場所は要注意。いろいろなアイテムを試したけれど、しっくりくるのは確かにバルサモデル。LDF-80をsadda氏ほどではないにしてもかなりスローに水深を保ちながらゆっくりアクション。水中に変化の見えるここぞというポイント、そしてステイ中に明確なアタリが!やりました〜初ヒット!フッキングはしっかりしてるので落ち着いてランディングしたのは35センチのイワナ。サイズはまだまだ小さいもののかなり嬉しい一匹。その後は同じように狙うもアタリ無し。魚がウブな解禁日とは言え、かなり陽も高くなり難しくなってきている。もう駄 目かな〜と思いながらふと後ろを見るとsadda氏のロッドがしなってる!さっすが〜!どうやらレインボーらしい。長い格闘の末にキャッチしたのは見事な体格の48センチ。ルアーはチャンク アバロンチップ。何と!その手があったか〜。この辺が経験の違いである。チャンクの飛距離を武器に対岸を狙い、かけ上がりから離れたところでヒットしたそうだ。という事でその経験値頂きます。昼近くになり午後が難しくなる事と他の河川も案内してもらいたいので、今回はこれにて秘境有峰湖を後にすることに。それにしてもsadda氏は6,7年この有峰湖に(知人の協力も含めて)通 い、ほとんどの谷を降りてポイントを調べたらしいが、当然ボーズで帰る日も多かったと言う。車を降りて1時間半徒歩でポイントの岬に到着し、またその道を帰る事や。クマを見掛ける事も度々あったそうだ。中部東海、北関東などにはこういったハードなアングラーが少なくない様だけれど、皆さんエエ根性しとるなぁ〜と感心させられました。今日はほんとに釣らせてもらったって感じ。さぁ今度この地に来るなら多分一泊するだろう。でないと満足には釣れん!!




有峰湖その他の写真

lure
LDF-65 ABALONE CHIP
LDF-80
chunk ABALONE CHIP
釣果
3 fish
最大
レインボー48cm
イワナ44cm