8/14
Lake Biwa
時間
19時
釣り人
啼魚さん
スタイル
カヤック
天候
曇り
気温/水温
30℃/℃
風向き
北(微風)
水面状況
小波
万難を排して、釣りに行ってきました。お盆なのでかすかに気が引けましたが、琵琶湖が呼んでいます。ただ、なんやかんやでもたもたしていたらもう三時半!どうしても、新しい方の舟で確認したいことがあったので、明るい内に着きたいのです。えらいこっちゃと出発したら、15分走った所で仕事の電話が。ちょっとロスが出てしまいます。さっさと処理をしてからよっしゃーと思い、車の燃料計を見たら、要給油のサインが……どうも、リズムに乗り切れません。イライラして、沸騰しそうです。結局、湖西の浜に着いたのは5時40分でした。 浜のベンチまわりでは、外国人のグループがキャンプをしていて、子供たちが楽しそうに泳いでいます。丁度、ゴムボートの釣り人があがってきたので挨拶して釣果 を聞くと、なんと70匹釣ったとおっしゃるではないですか! どうみても手練のオーラが出ているのと、誠実そうな方なので、だとすると、本当です……念の為に釣り方を訪ねると、ワームで、アタリがあったところでアンカーリングして、水草まわりを、じっくり探ったのだそうです。ミノーも投げたけど、こなかったとのこと。晴れている間はよく釣れて、夕方になるとアタリが止まったので、釣りを止めたそうです。サイズは20センチまでで、一 番いいのは取水塔のそばで出た35センチくらいのやつ、とのことでした。これはピーンチ、メザシストとしては、かなりのピンチです!!しかし、一秒も早く湖上に出たいので、とにかくカヤックをおろします。足を湖につけると、ひんやり冷たいのです。比良山からの湧き水がふんだんに流れ込むこのエリアは、水もきれいで、泳いでも気持ちがいいのです。そんな所で小さな舟で遊べる幸せを感じつつようやく準備が完了、ヨーソロー、出航!ウェーディングアングラーの邪魔にならない様に一旦沖に出てからやや南下して、ブレイクの肩に生えている水草の上をペンシルで誘います。しかし、アタリがありません。よく考えたら、そらそうや、さっきの方は、朝からずーっとやっていたと言って、真っ黒な顔をしていました。エリアは 、全くかぶっています。それでも投げるのが楽しいので、ダイビングサム70CW、禁断のスリムサム85のアバロンチップ、絶対釣れると思ったサミング70のアバロンチップとローテーションしますが、どうも沈黙が続きます。これは、やばい。非常にやばい感じです。さざ波、微風、蒸し暑かったのが、涼しくなってきて、ヒグラシの声も聞こえます。水の色を見てもいかにも釣れそう、普通 なら、陽気な釣りができるはずが、やはり、うまい人が攻めた後な感じで、魚の「警戒しろー、釣られちゃうぞ、人間がおるぞー」と知らせるフェロモンが蔓延しているに違いありません。比良山麓に、湖西線が定期的に通 りま す。やがて、電車の窓に明かりがつきました。いくら実釣時間が1時間半だったとしても、1匹も釣れないのは、あまりに寂しい。そこで、ない知恵を絞り、最期の切り札、ダイビングサム55CWを投入します。軽ーくあおってちょびっとダイブさせ て浮かべていたら、パシャッと出ました!空振りでしたが、やっぱり「強すぎない」アピールの凄さを感じます。ワームでいじめられた後でも、思わず食べちゃうのでしょう。ほどなくして釣れた1匹めはメザシサイズ、撮影中に逃げました。次にパシャっと出たのは琵琶チャリコ。元気よく引いて上がってきました。次は本命のメザシサイズが上がります。新しいデジカメを導入したのですが、フラッシュを立てるのを忘れたので、写 真が暗くなりました。だいぶん、日が落ちてきましたが、まだまだ見えます。そよそよと吹く風で、丁度、岸と平行に舟が流れます。ピシピシ投げている内に、沖の方で、ようやくライズが起こり出します。舟が流れるラインをやや沖に修正して、ダイビングサム55CWの色を落ち鮎からシルバーの鮎に付け替えて三投目、水面 が小さく波打って、視界からプラグが消えました。思いっきりあわせたら、なかなかの引きです。水草に突っ込まれてしまいましたが、強引に引き抜いたら、まだついてたので、無事撮影です。ちょっと大きかったのでいい気分です。あと3時間はやりたかったのですが、帰ることにします。だいぶん暗くなった中、鼻歌まじりで舟を漕ぎます。沖を漕いでいると、なんか、嬉しさが込み上げてきました。

lure
Diving sum 55CW
釣果
fish
最大
cm

8月15日は終戦記念日。
平和である事を実感させる釣果報告をありがとうございました。
TVの戦争特集をみていて国民を見捨てる国、
そして戦争が終わると国に頼ってきた国民、
この国は何処へ向かって行くのだろう。