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日本海側の谷
時間
お昼
釣り人
じゅんさん
スタイル
岸釣り
天候
曇り時々雪
気温/水温
0℃/℃
風向き
無風
水面状況
ささ濁り
残雪多き谷へ行ってきました。道路は除雪されておらず、さらには落石多数で谷の入り口まで車で近づけません。しかしそんなことで釣り熱は冷めず、徒歩にて突き進みます。うやく到着した谷への入り口。少しの増水とささ濁りで状況は悪くなさそうです。あとは魚が元気に冬を越しているかが気になるところでございます。それを確認する手段が釣りでして、相性の良いS45を投じます。実績を基にした自信あるルアーを引出しのひとつとしているのは心強いものです。S45はシングル・フック仕様にしていますが、フック重量が軽くなった分フローティングになってしまいます。そこでベリー・フック位置の前後にウエイトを貼り付けて調整。水温を想像すると魚は瀬に出ていないであろうことが予想でき、ルアーの泳層を深くしようとの考えで、ノーマルS45より重量増ししました。(重量増しし過ぎでレスポンスが明らかにトロくなっており、そのことに気づいたのは一投目の直後でした)岩の間から勢いよく落ちる水が白泡を立てた小さな淵。アップクロスで白泡の流芯にS45を沈ませます。禁漁期に夢に見ていた光景が現実としてあります。張り切りすぎて、S45を踊らすトゥイッチは速いし、釣り方がヤマメのトレースラインになっていました。これではイワナは喰えないでしょう。おちついて二投目は、しっかり沈めてゆっくりトゥイッチ。 それなのに追走してくる魚影は見えず、あらら。でも、イワナはルアーを見ていると確信しています。ただ、追うのを諦めているだけじゃないかと。でも活性は高まったはず。次に目の前に現れたら喰ってやる、逃してなるものかと思っているのではないかと、僕が勝手に想像を膨らませております。次も同じラインをトレース。対岸の流芯から抜いて、手前の緩流帯に入れたところで喰わすイメージ。すると底から浮上してS45を追う黒い魚影を確認しました。即座に手に伝わる生命感、思わず奇声が漏れました。体色も良いです。元気に越冬できたようです。さあここから始まる岩魚の楽園!でもなんだか満足したので、この一尾で納竿してしまいました。やればもっと釣れる気もしますが(たぶん)、S45とイワナの顔がなんだか可愛らしく、このツーショット写真も釣欲を満たしたひとつです。

けいりゅう

lure
S45
釣果
fish
最大
cm

水による屈折からかカエルのようにも見えます。
痩せている感じもなく、
底に腹がついているせいもありますが
食べ物は入っているように見えます。
体色も錆びた感じがしない、この時期としては良いイワナですね。
渓の写真を見ていると渓流釣りに夢中だった頃のことを思い出します。
僕にも本当は寒いのに寒くない若き日もありました。
ありがとうございました。