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チューリッヒの川
時間
釣り人
M家くんご夫妻
スタイル
陸釣り
天候
気温/水温
℃/℃
風向き
水面状況
M家夫妻、嫁、Sコです。N.O君夫妻がドイツベルリンより日本に帰国してしまい、サムルアーズヨーロッパ調査報告を引き継ぐことにしました。2週間ほど前、M家君が所用でスイスはチューリッヒに行きまして、その際近所の川で釣りをしたところ、70cmのブラウンが釣れたとのこと。まだ寒い3月のことだったので、4月になった今、鱒達はもっと大きくなってピチピチ川に溢れているに違いないと、2度目の用事の際は同行することに。スイスはとても物価が高いのですが、今回はただで泊まれる場所があるとのこと。と、いうわけで一日で終わる仕事に対し3泊4日のスケジュールで滞在することに。ベルリンから飛行機で小一時間、チューリヒの飛行場から路面電車とバスで小一時間、あっという間に目的地に到着です。飛行機が朝早かったので前日からほとんど寝ていなかったのですが、あまりのいいお天気に仕事は明日にして早速釣りをすることに決定。宿泊場所から歩いて10分の釣具屋に行き、許可書を買います。チューリヒは、湖のエサ釣りのみ無料ですが、ルアーやフライは有料で、釣具屋で許可書を購入出来ます。権利が買える川やエリアは釣具屋によって違います。ここでは一人当たり1日24フラン。大体2500円です。安いのかな?因みにスイスではランチでパスタを食べると大体2000円はします。どんな所でも表参道価格と思って頂ければいいかと。そう思うと安いのかもしれません。途中スーパーで買ったクロワッサンを齧り、高い高いでも旨い、とブツブツ言いながら再びバスを乗り換え許可書のある川に向かいます。川幅はおおよそ30m、左わきに小さい小川もあります。鴨川っぽい雰囲気です。小さいダムから下流2つ目の橋までの間大凡1kmがその許可書のエリアです。早速ダムの端からルアーを投げ込みます。反応なし。次のポイントに移ろうかと思ったその瞬間、先ほどから複雑な流れの、なんだか良さそうなポイントにサミング70を投げていたM家君の竿がしなりました。「きたっ!」ランディングすると30cmほどのブラウンです。前回70cmを釣ったM家君には期待外れのサイズだったようですがなかなか良い滑り出しです。期待に胸を膨らませながら次のポイントに移動。次の橋の下は、前回大物を釣り上げた釣果があるので集中して取り組みます。アップクロスにサミング50を投げ、少し流してからトゥイッチしながら引き寄せてくる、それを何度か繰り返すと、当たりアリ!しかし、足元にくるとアユサイズの可愛いブラウン君で、結局写真を撮ろうか悩んでいる内にばらしてしまいました。それからというもの、返しがないせいか、釣ってもつってもバラしてしまいます。N.O先輩曰く、PEの糸は遊びがないからばれ易い、とのことです。なるほど。しかも前回の釣り旅行の際、竿先を折ってしまい、竿先がないまま修理したため、竿が固く、更に遊びがない状態になっているのです。正午を超え、人がどんどん増えてきました。それまでもジョギングをする人や犬の散歩をする人が沢山背後を過ぎ去っていたのですが、ピクニックや日光浴をする人たちが川沿いの芝生にいっぱいです。その中を歩いて、川の反対側に移動してポイントを探していると、あれれ?周りにいる人達の様子が少し変です。男も女も素っ裸です。私たちはヌーディストビーチならぬ、ヌーディスト川岸に迷い込んだようです。ヌーディストの人達は人に見られることが平気なのですが、私は見ることが平気ではありません。どこに視線を合わせれば良いかわからず、とりあえず偏光グラスをかけて私の表情を読み取られ無いようにし、ポーカーフェイスで100人ぐらいいるヌーディスト達の中を竿を持って通り抜けると、やはり東洋人の私たちは否が応でも目立ってしまい、話しかけられますが、相手は裸のオジサンです。適当に返して、先を急ぎます。目指していたヌーディスト川岸の先端は2つの川が合流するポイントで釣果が期待出来たのですが、やはりそこにも真っ赤に日焼けした裸の人が寝そべっていたので、泣く泣く諦めました。夕方、再び午前中にM家君が釣ったダム横の場所に入ろうとすると、その場所でアフリカ系の陽気な男性4人組がおしゃべりに夢中になっていたため仕方なく、少し離れた所で竿を振っていると、2人組のお巡りさんが、M家君に話しかけています。どうやら釣り券のコントロールの様です。釣りのコントロールでお巡りさんがやって来たことは初めてです。M家くんのルアーを見て、何やらわあわあ言っています、どうやら返しの潰し方が甘いとのこと、30cmオーバーは一人3匹まで持って帰っていいのですが、小さいものを傷つけない様気をつけろとのことです。お陰でバラシ続けていますが、仕方がないですね。寂しいので前回のM家君の鱒の写真も載せます。




lure
suming-70 insert plate
suming-50cw
釣果
2 fish
最大
30cm

堅い竿にPEライン、そしてバーブレスではバレますわ。
管理もしっかりしているようですから
適当なタックルであれば、楽しい釣りができたのに残念でしたね。
今でも十分回復して綺麗な魚です。
釣り人の姿も少なく、
その辺のことを考えれば¥2500は高くないと思いますよ。
足場も良いから僕でも遊べそうです。
川虫も多そうな上、魚が休める場所もあり良い川のようですね。