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Lake Biwa
時間
14:00-18:00
釣り人
社員A&サム山岡
スタイル
陸釣り
天候
曇時々小雨
気温/水温
℃/℃
風向き
南(弱風〜微風)
水面状況
さざ波〜凪
春の内湖以来の琵琶湖、湖西です。昨年までは比較的安定感のあったナイトの結果 も異様なほどに少なく、琵琶湖には何かが起きているのか?と偵察がてら、新作のテストがてらにサム山岡と気負い無く向かいました。今回は毎年の実績ポイントを順に見て回ったのですが、まずは一ヶ所目。開始早々、サム山岡のサミング70に38センチ位 の綺麗なバスがヒット。着水後クルクルっと巻いてガツンときたそうです。その後移動しながら釣り歩くと途中の浜際3メートル位 に50アップがうろつく姿を目撃。鮎を狙いにきているのでしょう。昼間といえど浜際にうかつに近づいてはなりませんね。更に移動を繰り返しながら、沖のウィードエッジをファットサム・ニューバージョンで繰り返し狙っていると、何度もエラ洗いを繰り返す元気な30台半ばをキャッチ。幸先良い一ヶ所目を後にして車で移動しますが、その後は今後に繋がる目立った好材料を発見できず。もう少しポイントにメリハリが出ていればなと。そしてこの日、結果 として 最後に訪れた事になるポイントへ。実は数日前の日曜日、社員C(7才)になんとか自力で魚を釣らせるべく訪れたポイントです。残念ながら釣果 は無かったのですが、社員Bのダイヴィングサム90CWに反応があり、その魚信からして決して小さいとは感じなかったとか・・・一見すると何の変哲も無い浜なんですがね。しかし、その経験がこの後に始まる信じがたい出来事の連続へと導くのです。その序章は一本の魚のライズから・・・正に先日バイトがあったいうその周辺で5〜60センチクラスの魚が全身を水面 から出して飛び跳ねたのでした。当然一瞬の事だったのと30メートルは離れていたのではっきりと魚種を確認できていませんが、体格からしても鯉であろうと想像します。まぁしかし、何となく魚っ気の有る場所やな〜そんな気楽な気持ちでその辺りに近づき眺めていると、凪の水面 がムラムラと。さっきの鯉かな?ケタバスか?取り敢えずはその周辺にサム山岡ハンドメイドペンシル(オールドモデル)をキャストして、ねちっこく狙っていると、ルアー後方にモジる様な水面 の動きが。徐々にルアーが近づき、偏光グラスで水面下が確認出来るほどの距離になったその時。この日最初の“ウソやん?!”なんとルアーの周りに複数の黒い陰。しかもそのサイズは45センチ位 から60近いと思われる。その魚達がルアーの周囲を取り囲む様に凡そ10尾、それは大袈裟だとしても少なくとも8尾位 がルアーの周りを扇形に囲んでいるではないですか、恐〜!しかし、どうもその丸々とした砲弾型の魚体は鯉に思える。さっきもライズを見たし、以前に裏の川でフランクサムマイクロのテストをしていた時に鯉が寄ってきて仕方がなかった記憶がある。でもまぁ今動かしているペンシルバイトはサイズも大きく、興味があっても食い付く事はないだろうと楽観視。それにしても鯉には悪いが気持ち悪いくらいの寄りやな〜と・・・そしてゆっくりしたアクションを繰り返していると、その内の一匹(左に位 置していた)がスーッとよってきてペンシルベイトにアタック。ああ!ウソやん!食ってしまいよった〜と、正直そう思ったのです。勿論フッキングなどさせていません。出来ればあっさり外れてくれればと。しかし無情にも魚は走り出しロッドを絞り込みます。そして黒い陰は横に走り、次は沖に向かって・・・と、その瞬間、その魚は水面 を割ってジャンプ!?!?!?この日三度目の“ウソやん!”その魚は紛れもなく50アップの丸々したバスだったのです。そしてその瞬間フッキングさせていなかったフックはその魚からあっさり離脱。マジかよ〜と、脱力・・・しか〜し、この物語はこれがまだ序盤だったと知る由もありません。ガックリしつつも気を取り直して再度同じポイントへ投げ込みます。頭にはあの群が焼き付き、ペンシルベイトの動きも緩慢だった事でしょう。そして次の瞬間、再びペンシルベイトにまさかのバイト!しつこい様ですがまたも“ウソやん!やった!”と。しかも先程と変わらずデカイし、こちらもただならぬ 興奮です。ラインを巻いては出されつつ、また巻いては出されつつ。ようやく寄ってきた寄ってきた魚体を確認すると、何と!ニ〜ゴ〜イ〜!“ウソや〜ん”。なんでやねん!なんで沖のトップにニゴイ・・・ニゴイには申し訳ないが、相当ガックリきます。が、このバトル中にあらたな衝撃が!浜際に寄せてきたニゴイに5,6尾の大型バスが付いてきとるではないですか!“ウッソ〜!”っと焦る焦る。もう一本竿ないんかい!とまでに強欲な想像が沸き立ちます。そして僕が執った手段は、取り敢えず後に続くバス達に気付かれない様、浜に這いつくばってニゴイを上げる!端から見たらさぞ滑稽な姿でしょうが、それ以外に思いつきませんもん。そして何とか最短でニゴイをズリ上げ、焦って震える手でニゴイを外し。ニゴイには“スマン、お前しばらく浜におってくれ!”と。そして数投比較的近場にキャストを繰り返しましたが反応無し・・・ああ、終わったか。後ろを振り返るとニゴイがこっちを見ています。スマンな、もう一投だけ。と今度は沖目にキャスト。先程と同じようにアクションを繰り返していると、なんと、まさかのヒット!しかもまたデカいし!もう書きたくないんですが“ウソやん、まだくるんかい!?”と。しかし無念、ファイトして間もなくテンションが抜け、今回は魚体も確認できず。肩を落とし、流石に申し訳ない事をしたニゴイの元へ。いや、正直この魚の写 真を撮りたかったのも事実、かなりの大物ですから。撮影後、今更ですが丁寧にリリース。ここで一度別 の場所を狙っているサム山岡に連絡。今あった出来事を報告し気持ちを落ち着かせる。なんか、夢みたいな出来事やったな〜と少しポイントをずらして沖目にキャスト。さすがにもう釣れんでしょう、時間も経って、バラシもあって、投げてるポイントもほぼ同じ・・・ほぼ諦めてました。でもね、ウソみたい、またもやヒーット!凄い!先程までの魚よりはサイズダウンしましたが、エラ洗い連発の48センチ位 。しかもこの魚にも同じサイズが2尾付いてきてました。ウ〜ン、なんかこのウソみたいな一連の話もこの魚でちょっとは信憑性が出ますかね?時間にして20分か30分位 の出来事だったでしょうか。その後はサム山岡に怪しいバイト2回で納竿。今回は結果 として魚が釣れた事よりもこの経験に価値があった楽しい釣行でした。あのサイズのバスの群?が存在し、時にはニゴイも混生?そしてニゴイも沖のトップに食い付くとか、条件次第であれだけヒットが続くのかとか・・・バスって魅力有る不思議な魚だなと改めて思いました。鯉とバスを見誤った自分にも驚きましたけど。



lure
suming-70F
OLD SUM
Fat sum PS
FLASHBACK
釣果
バス 3 fish
ハス 5 fish
ニゴイ 1 fish
最大
48cm位