それほど釣ってもいないのに
あのピカピカだったハンドメイドルアーがスリ傷だらけ・・・

そんな貴方にサム山岡が
ハンドメイドルアー(セルロース使用タイプ)の修復について回答致します。

修復手順

その1
歯ブラシでルアーについた汚れを出来るだけ落とします。

その2
出来るだけ番手の大きな(1500以上)耐水ペーパーで
(目の部分を除いて)軽く、傷の多い部分を中心に
全体的にペーパー掛けして下さい。

その3
セルロースセメントを3倍くらいに薄めて平刷毛で
全体的に素早く塗ります。

その4
1回塗った後10分ほど乾燥させ2回目を塗って下さい。
次は20分程乾燥させて3回目を塗ります。
その後も30分位の間隔あけて2回ほど塗ります。
間隔は長いほど無難です。

その5
乾燥した後、耐水ペーパーで軽く凸凹を取り(目の部分は除く)
コンパウンドの入ったワックスで磨いて下さい。



濃いセルロースを刷毛で塗ったり
ティッピングを行うと下の写真のようにひび割れが発生しますので注意して下さい。
下のダイヴィングサムの場合、えらの左に4本ほどヒビが入りました。

注2
この修理方法はサム山岡製作のハンドメイドについて記載しており、
他のハンドメイドルアー及び他社製品の修理には必ずしも適しません。

上記の方法で修復してみたところ
下のようになりました。

before

after

before

after

今までハンドメイドルアーは歯形で傷だらけになっても
ベリーフックの設定位置が正確か調べたりするので
修復することはありませんでした。
今回、お寄せ頂いた御意見に回答するためにも一度試してみました。

修復したことによりフックマークはかなり消えましたが
それと同時に本気で喰ってきた時の歯形も消えてしまいました。
修復するかそのまま使うかは貴方次第です。
尚、この程度の修復であればルアーの動きに全く影響を与えません。

そして今回修復に使ったフラットサム90は
昨年の8月から12月初旬まで実際の釣行に使用した物です。
一番上の写真のように短期間でかなりのフックマークが付くくらい
激しくアクションをさせる人はそれほど多くはないでしょう。
通常、いくつかのルアーをローテーションして使うことが多いでしょうから
ボロボロになるまでには相当時間が掛かるということがお解り頂けると思います。

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sum