2013/4/17
NEW SUMING-90CW


冬季のリリースを待ち望んで頂いていた方々
すっかり遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
“毎度の事だ”と半ば諦め?呆れ?ておられる方も・・・
ご理解いただきありがとうございます。

微調整を繰り返している内に
アッという間に厳冬期は過ぎ去りました。
サンプルモデルによる極寒のデッドスローが懐かしいな〜

思い起こせば新型サミング90CWでの輝かしい一尾目は2月15日の57センチ。
頭でっかちでしたが傷の無い綺麗な魚。
流れ込み絡みのドシャロー。
雪混じりの冷たく強い風が流れに当たり
湖面は波だっておりました。

また後日にも

別の流れ込み沖でこの季節特有の小さなアタリ。
上がってきたのは腹の綺麗に膨らんだ冬の50cmでした。

また後ほどその他の釣果も紹介しますが、
バス達の反応が厳しかった今年の冬でも十分な結果を得られました。

マイナーチェンジの良し悪し

さて、NEW SUMING90CWについて
サンプルモデルを御覧頂きながらご紹介。

レポートコーナーに登場しているサンプルモデルから見て取れる変更点は、
リップの素材のみでしょう。
今更ながらに基盤リップを使用してみました。

今回基盤リップを採用した切っ掛けですが、
実はこれは古株ユーザーの一人が、
旧タイプのリップを基盤リップに改良していた事に端を発します。
釣り場で会った彼に“けっこうええで”と
流れの中での泳ぎを見せてもらうと、フムフム確かに。

リップが薄くなる事によって
泳ぎのキレが増す事は理解していましたが、
これまで採用に踏み切れなかったのは見た目の問題。
もっさりしてカラーリングにも影響を与えかねない微妙なグリーン・・・
まぁでも既に数ヶ月の付き合いとなったスタッフとの相性もばっちり?
慣れてしまえば、違和感ないか。

専用ウェイト搭載

見た目の違い以外では語れない事も多くて困ってしまいますが、
新型は専用の変形蒲鉾型ウェイトを製作して搭載しています。
従来よりも低重心設計になっている上にウェイト量も若干増量。
ウェイト位置に関しても旧モデルより後方に移動させました。

素材の特徴

更に少し踏み込んで話せば、
今回は素材自体の前後比重も変更しており浮き姿勢も異なりやや前傾姿勢。
よって出荷時の状態では旧モデルよりも通常は潜行深度が深い。

自分で検証

これらの変更によっての使用感にどれほどの変化が生まれたかを上げると
リップとウェイトの変更により泳ぎのキレが良くなったのは予想通り。
前後比重に変更を加えた事によっては旧モデルよりもヘッド周りの強度がアップ。
反対にテールアイ付近は強度が落ちた事も事実でしょうが、
実釣において不十分なレベルには至っていません。

さて問題は飛びついてですが、
この点においては明確な向上というレベルには達していないかもしれません。
その理由はユーザーのタックルそれぞれの違いもあり、
一概に良い悪いを判断出来ないのが正直なところです。
現在我々が常用しているライトトリップG52+ナイロン14lb.での使用感は
以前よりも明らかに向上しております。

ただ、スピニングタックルになった場合はやや話が変わってくるかも。
ラインの種類やリーダーの太さ、風の有無によって
使用感は様々であると予想されます。
だからこそ・・・

現代の“要チューン”モデル

しかしながらこれらの問題はある程度想定していた範囲内でした。
新型サミング90CWにおいての最大の特徴とは
リップやウェイトの変更以外に
チューニングに幅を持たせられる事にあります。

これはサム山岡ハンドメイド、オールドサム時代のミノーに存在した
“要チューン”と呼ばれたアイテム(ミノーポップ)と同じと言えます。
ミノーポップと言えばサムルアーズの代表的アイテム、コトカスの原型。
ハンドメイドであり浮き姿勢の調整がシビアだったこのモデルは、
ユーザー自らによるにチューニングの必要性を
サム山岡が説明していたとの事です。

同じく新型サミング90CW。
天然素材と同じく発泡樹脂素材のアイテム全般に言える事ですが、
ユーザーの皆さんが手にした時点で実釣においての完成度は
ある一定のレベルに達しております。
そしてそこからは各ユーザーさん自身の手によって
好みやフィールド、タックルに併せた調整を施してもらう。

手間の掛かる面倒なアイテムと言えばそうかもしれないですが、
考えようによっては調整が出来るというのも大きな魅力と言えます。

自分だけの仕様にカスタマイズ

では実際にはどの様なチューニングが有り得るのか。
参考までにオススメチューニングを紹介致します。

まず一つ目はこれまでと同様のベリーフック後方へのウェイト追加。
低重心化を向上させ、
動きのキレを損ないにくく、キャスト時の安定性もアップ。
但しルックスは今一つ。

二つ目はテールアイに部分に小さくウェイトを追加。
旧モデルのサミング90CWではテールの浮力を失う為に
行い辛かったチューニングです。
これは追加ウエイトが少ないにも関わらずキャスト性能はアップ。
見た目もスマートで必要に応じて重ね貼りも可能。
但し製品には個体差もあり少量しか追加出来ない場合も有り得ます。
デメリットは尻の振りが抑制されるので動きのキレが悪くなる。
しかし、かなり貼っても旧モデルレベルの振りはキープしています。

そして二つの方法を適度に調整する事により
切れ味の良いサスペンド仕様や流水域仕様、超遠投仕様、
そして旧モデルに近い仕様へと・・・
貴方好みに変化させる事が出来るのではないでしょうか。

スタッフの場合はサンプルモデルが無塗装だっただけに
塗装分も含めたウェイト追加を行いご覧の通り。
やや尻下がりのスローライザー仕様になっています。

テールウェイトの見本

0.25ミリ厚の板オモリに両面テープを貼り付け、
縦9ミリ、横6ミリサイズにカットして小判型に角を丸める。
必要に応じて重ね貼りをしましょう。

さぁ間もなく発売開始!今回のリリースカラーは?!

5色はサムルアーズの定番色といえば定番色で、
実績カラーといえば実績カラー。
そして1色は意外?にもSUM VIB 15Gで人気だったライムチャート。


色に関しては特に記載したい事もないので、
皆さんにとっての定番実績カラーがラインナップに存在すれば幸いです。

気になる発売開始は
4月22日夕刻のサムルアーズショップにて!

その他の釣果&チューニングもご紹介


3/7 社員A ベリーとテールにウェイト貼り付け


2/21 S.Kくん ベリーのみに重ね貼りチューン


3/8 Y.O氏 ベリーとテールにウェイト貼り付け

写真の魚の他にもスタッフが得たバイトやバラしも有り。
リリース前に十分な結果を得られたものと思っております。

sumlures news 2013/4/17 Vol.2

今日のニュースはまだ終わりません。
実は同日リリースのアイテムがもう一つ御座います!
それがこちらのインサートプレートモデル第二弾!

Lipless suming-70SP insert plate model


(カラーはクリアーフィッシュ)

リップレスサミング70SP、言わずとしれた今年の実績No1アイテム!
レポートコーナーはこのアイテムに助けられたと言うべきか、
このアイテムを使いこなしたユーザーに助けられたと言うべきか。
取り敢えずはこのアイテムの存在無しには今年の冬は語れません。
で、今はもう春も真っ盛りなんですが・・・

このリップレスサミング70SPの旬はオールシーズンなのでノープロブレム!

よく見て頂きたいのは内蔵プレートの仕様。

サミング70ではミラーシルバータイプ内蔵しましたが、
今回はホログラムプレート仕様となります。
動きの少ないアイテムだけに
わずかな動きでも変化の起きるこのタイプを搭載してみました。


(見え方によっちゃあ恐い!これもクリアーフィッシュ)

相変わらずですが、
どのような効果があるのか?良いのか悪いのか?は
さっぱり分かりません。

でも試してみたい!ってのが釣り人の性、
それがなければ先には進みません。

こちらはプレートの存在を生かしたナチュラル系を中心に
イエローヘッド含めた5色のラインナップ!

まだ報告が少ない日中の釣りにも是非お試しあれ!

発売開始はNEW SUMING-90CWと同じく
4月22日夕刻のサムルアーズショップにて!