2014/12/3
FUNA MINNOW PROP CW


釣り納めにどうぞ

と言うのはいささか無理があるかもしれませんが、
この忙しい師走の最中、リリースと相成りましたのは、
こちらのフナミノープロップCW!

本来の予定では11月中頃のリリースでしたが、
まぁなんとか半月遅れで完成いたしました。

本家は稀少?ハンドメイド

オリジナルとなるのは数年前に抽選販売にて
リリースしたフナミノープロップ・リミテッドギルです。

その節はあまりの競争率で
御希望の皆様には大変御迷惑をお掛けいたしました・・・

なのでフナミノーCWリリースの後、
出来る限り早い段階で
このフナミノープロップをお届けしたいと考えていたのですが、
ウェイトの調整にもなかなか手間取りました。


(写 真上がハンドメイドフナミノープロップ)

フナミノーのボディーにプロペラをねじ込むだけで済むなら
これ程楽なことはありませんが、
ハンドメイドモデルと同様、バランス調整は一からやり直しです。

ちょっと時間は掛かりますが、
お陰様でハンドメイドモデルにかなり近い性能に仕上がりました。

さて、これはハンドメイドの場合も同じですが、
ノーマルのフナミノーCWとは浮力が若干異なります。
やや浮力を高めて設定しており、
表層での使用をより意識しています。

リトリーブ中の動きはプロペラの影響もあって
テールの振り幅がやや小さくなり、
ロールの加わったアクションが特徴ですが、
プロペラで掻き回す水流と音がプラスされています。

飛距離に関しては、
こちらもハンドメイドと同じくノーマルには敵いません。
しかしながら先日も釣行の際に実釣テストを行い、
琵琶湖の陸釣りで十分といえる飛距離を得ることが出来ました。

集魚力は?

非常に気になるところですが・・・
実のところ実釣はあまり試せていないのが事実であります。

最終的な試作が完成したタイミングも悪かったのですが、
自分達自身もスイムテストが中心になってしまい、
ユーザーさんにも殆どテストを依頼していなかったもので・・・

でも、お一人、あの方は巡回中にテストを行って頂き、
魚をてにして頂いています。
訳あって写 真を掲載できないのは残念ですが、
良型のバラシも有ったようです。

その時のコメント

強風と白波でフナプロップ(CW)日和!
心が折れそうですが2バイト、
一匹はそこそこのサイズで即ばらし、
一匹は豆でフッキングでどこかに飛んで行きました。

・・・

風が止んでからの、ほんまのラスト1投で釣れました。

・・・

フナプロップいいですね〜
ただ巻きの動きすぎないヒラヒラ、
それでいてチョンと引いたときの
フナ独特のヒラウチ&プロップサウンド。
日中トップで使うのが楽しみです。

・・・

投げ倒して最後に釣れるルアーもそうは無いですよ。
ただし、重いのでめっちゃめちゃ疲れました。

という感じでこの時はリアルタイムで御報告いただいていました。

コトM兄弟的か

ただ巻きの使用感で言えば、
ノーマルとプロップとの差は
コトカスミディアムのそれと近い印象かもしれません。

絶対とは言えませんが、
スタッフのナイトフィッシングでの経験上、
波風がある日はプロップ有利の場合が多いです。
見つけやすいという理由もあるでしょうし、
活性が高い条件下で、即反応するという事も考えられます。

また昼の釣り(琵琶湖)においては、
ただ引きよりも圧倒的にタイトで大きなヒラ打ちでしょう。
ノーマルのフナミノーでも同じですが、
沖のポイントに遠投して移動距離を短くヒラ打ちで誘う。
骨の折れる作業ですが、
夏も秋も初冬も非常に効果 的です。
荒れた湖面で少し強めにアクションさせて誘ってください。

大きなフラットサイドが意外にも高い視認性を誇ります。

COLOR

今回もフナミノーと同様に4カラーのラインナップ。
その内3色はニューカラーです。
しかもいつもとちょっと雰囲気が違う?

まずはこちらのゴールデンギル?
ではなくてスタッフが少年時代に憧れた“パーチ”カラー!
当時はモデルになるパーチという魚が存在することすら知りませんでした。
今回のパーチはサムルアーズ史上最も理想的?なパーチに仕上がりました。
人気のブルーギルカラーに十分対抗できます!

お次のカラーはマットフロッグ。
一部の方に人気が高いカラ−ですが、
今回はアイテムがフナプロップCWだけに
思い切ってラインナップに組み込んでみました!
このタイプのフロッグカラーって塗装屋さん泣かせだって知ってました?
手間と技術が必要なカラーなんですよ意外にも!
因みに釣れ具合には何の不安も御座いません。
ミディアムプロップはナイトのシーバスなんかも良く釣れてました。

お次は何かラー?!?!
何だかこの白と黒のバランス・・・(撮り方もありますが)
海のあの哺乳類に似てませんか?!
そう、こちらのカラーはオルカ!

ではなくて“黒ウグイ”なのです。
よく見るとそうでしょ?!
モニター上でサンプルを制作していた時は全く気付かなかったのですが、
実際に完成した製品の見て誰かが・・・
“なんかシャチみたいや”と・・・

もっと色彩を盛り込んだ方が良いかと悩んだ事もありましたが、
最終的にはこれで良かったのだと。
夜の黒系は結構人気なので釣果 も期待してます!

最後は唯一の繰り越しカラー“クラウン”
どうしても視認性の高いカラーを一色、
ラインナップに組み込みたかったのでした。

餌釣りのウキみたいなもんで遠くにあっても良く見えます。
老眼が加速度的に進行中のスタッフが
堪らずラインナップに組み込んだとの話も・・・

SPEC

Length : 95mm
Weight : about18g
Hook : #4
price : ¥3000-(税別)

年末までに誰か一本釣ってきて欲しいな〜

サム山岡の一言

寒波襲来で今週の琵琶湖も表層で釣るのは
ちょっと厳しい感じですが、
このまま寒くなるわけでもないので
今回のフナプロップCWの初登場も期待できます。
昼間も夜も暖かい曇りの日で
そよ風の小波(出来れば追い風でない)、
暖かい小降りの雨も良いです。
そして翌日の最低気温が高い事。
気温の急激な変化が無い、これ重要です。
今年のコアユ産卵数は昨年の1.5倍らしい。
場所や年によって違いますが、
それらが孵化して少し大きくなり、
夕方からケイ藻を食べに玉 砂利のある岸に寄ってきます。
それを狙うバスを狙う。
河口も良いでしょう。
頑張って釣って下さい。
釣れたら教えてください。
よろしくお願い致します。

“FUNA MINNOW PROP CW”
サムルアーズショップにて12/4夕刻発売開始!!
(お一人様各色1本まで合計3本にてお願い致します)