2015/3/12
二〇一四道釣記その参(前編)とNEWS


お楽しみのその前にCM

SUMING-90CW 2015 COLOR

近年毎度の事で申し訳ないのですが、
シーズン終盤に差し掛かってのリリースであります。

今年は改めてこの遅れの理由を検証したのですが、
理由として挙げられるのが、
厳寒期シーズンの始まりが年末年始辺りである事。
そして1月は業界における受注会などの準備に追われ、
更に今年は群馬FSにも参加させていただきましたので、
遅れるのなんの。
そこにきてワカサギの接岸開始とバッティングであります・・・

しかしまぁ、昨年も遅れたリリースだった事を思い出すと
この冬の分は昨年ストック分をご利用頂けてたのかも?

てな感じでこちらの都合の良いように解釈させていただいております!

それにしても今のところ“不発”と断言しても
なんら差し支えない程に厳しい今シーズンのスタートでした。
リップレス系がなんとか踏ん張ってくれてはいるものの、
頼りのサミング90CWはまだあまり活躍できておりません。

と言うことで、2015カラーの活躍は昨年と同じく来季に期待?!

現状を打開する為にも

実は只今来シーズンのサミング90CWの新展開を模索中・・・
まだどうなるかは不明ですが、
取り敢えず来シーズンは現行のサミング90CWリリースを
行わない可能性が高くなっております。

まぁ今回もリリース出来る数量 が十分でなく、
発売をお待ちの皆様には御迷惑をお掛けする事と思いますが、
この機会に少しでも補充をしていただければと考えます!

さて今回のカラーは昨年に引き続いてのリリースとなる
人気のワカサギカラー。
その他はサミング90CWではニューカラーとなる
クラウン、パーチ、ブラックパール。
ブラックパールは程良くパールが透けたブラック系。
このボディーには黒フックがお似合いなので、
在庫の黒フックを数えたところ全製品分が無く断念・・・
なのでルアーの見た目も気になる貴方はフックを取り替えてみて下さいませ!

さて本日もう一つのアイテム紹介はWILD-1オリジナルカラー!

chunk & chunk-SSRのスポーニングレッドクリアーです。

通常はWILD-1宝ヶ池店さんでしか手に入らないこちらのカラーですが、
お正月に引き続きサムルアーズショップでも特別 に販売させていただきます!

SUMING-90CW 2015 COLOR
及び
chunk & chunk-SSR スポーニングレッドクリアー
の発売開始は本日(3/12)夕刻サムルアーズショップにて!

 

まずまずの魚を釣り終えた後、翌日に入るエリアへ移動した。
移動中、太陽が沈む瞬間は西側が少し明るかったものの、
暗黒雲が空一面 を覆っているので、いつもにも増して真っ暗だ。
予想通り、ほどなく雨が降って来た。
ヘッドライトのバルブをフォグランプ色に変えているので
雨・霧でも見え易いものの、
特に夕方から夜にかけて雨が降る時は鹿の飛び出しにとても気を遣う。
ポイント近くに到着しても同じペースで雨が降り続く。
一眠りして深夜に一度起きる。
雨止まず。
更に深く寝る。

am5:30起床。
雨は少し弱くなり、パラパラと降る程度。
ただし、これは夜明けに天候が一瞬安定しているだけで安心出来ない。
6:00になるとやや雨が降って来た。
6:30、猛烈な風雨。
しばらく車中にてフックを数セット作製し、ルアーの選定をする。

9:00、外に出れそうになった。
ここは先日来た時に川の様相が一変してしまったのを見て、
軽く探るのみで諦めた場所。
しかし今迄この辺りを歩き回って観察した所、
この地点を中心として、川の上下2kmに可能性がある。
ただし、そのド真ん中の広大なフィーディングゾーンが
壊滅したのが問題なのだが・・・。
水の色は絶好なのだが、水量 は思ったよりも増えていない。

上流では雨が降らなかったのか、
又はもう1〜2日経たないと水が押して来ないのか。
水際は雨でぬ かるんだ影響で、
一足ごとに膝の辺り迄沈み込むので脚力がかなり鍛えられる。
体力の消耗が激しいので10mおきに高巻いて行くが、
ブッシュが背丈程ある上に密度がかなリ高く、
熊笹も混ざって来て岸を昇り降りするだけでかなり苦労する。
高巻きは止めてなるべく静かに川の中を上流に向かって進み、
ここから一気に深くなる、という地点で岸によじ登った。
この辺りからはブッシュが減って森になっているので木の間を縫って歩いて行く。

ここだなという箇所を探るものの、重量 級の大型魚は不在の模様。
水中の他の生き物もほとんど見掛けない。
水深を測ってから、
少し目線を変えてSUMVIBを中層でリフト&フォール。
川カレイが来た。

ベタ底でないのによく喰い上げて来たな・・・。
結構水深あるのに。
更に水深が深い、以前から気になっていた場所では同じくSUMVIBにてウグイ。

よしよし。
このサイズのウグイがこの場所に居るのは大変よろしい。
ただし、ここはルアーで釣るにはどうかな?。
たとえソフトルアー使ったとしてもおそらく厳しい。
可能性があるとしたら特定の時間帯に生き餌を泳がせるぐらいか。
以前出会ったベテランの方とこの様な場所について話した事があった。
そういう場所はルアーやフライで釣るのはちょっと難しいけれど、
そこがあるからこそ釣れるべき場所にも出て来るし、
まぁ家みたいなものだからそっとしておこう、と。
「釣れればなんでもいい」のと「追求して釣る」のは違う。
少し前からまた降り出した雨が更に強くなって
視界も悪くなって来たので 森の中へ後退。
しばらく雨宿り。

下流方向へ1.5km移動。
水が多ければ岸伝いに魚が待機しそうではあるが、
今の段階ではそれは無い。
一通 り探って早々に諦めるのも芸が無いので、
コトカスMで動きの実験をする。
2サイズあるコトカスの内、小さい方(いわゆるコトカス)は、
トラウト相手の場合、
強い流れの中で定位 させて魚を誘い出す動きに関しては
かなりの力があると個人的には思っている。
大きい方(コトカスM)については、
小魚の泳ぎそのものに見えるリトリーブアクションを活かして
表層近くをスーーーッとゆっくり引いて来るぐらいしか思い付かなかった。
「これはな、水面 でチャプン・・・チャプン・・・、とな、
そうするとな、水面が割れるんや・・。」
SUM山岡氏の身振り手振りの説明を聞いていた時、
「チャプン」よりも、
コトカスMを持った手首を大きく捻って弧を描いていたのが気になった。
あの動きを中層で出さないといけない。
シングルフックに換装しているので、
泳がせて見ては追加ウェイトを細かく変更しながら配分する。
これでどうだ、と水面 下50cmでアクション。
真下からギラッと突き上げる魚体。
散々引っ掻き回した場所で狙った動きが出た途端の魚からの返事。
文句無し。
やりましたな。
ウグイを。
しかしここも結構水深ある上に、
岸寄りや表層には全く何も泳いでないのに、
底の方からよくすっ飛んで来たね、君は。

目的を果 たしたので切り上げて昼食。
風が強くなって雲が吹き飛び、すっかり晴れて来たので少し移動する。

ここ迄は自分で組んだ9'3"ロッドを使っていたのだが、
流れを利用して攻める事が出来るポイントなのでロッドをG52に切り替える。
昔からよく使われているのに自分の使い方が悪いのか、
今迄そんなにも狙い通 りには魚を出せていないルアーがある。
ひとまずキャストして通常通りリトリーブ、時折アクションを加える。
2〜3キャスト後、
同じ様にリトリーブしつつもG52ならではのロッド特性と流れを利用して、
魚が居ると判断した地点でフイッ、、フイッ、、、と
柔らかく魚の鼻面 をかすめるイメージで操作する。
一度上流側へ大きく引き、再び先程の様に動かすと、
一瞬ロッドのテンションがほんの少しだけ軽くなった。
強い水流の影響で弧 を描いたままのロッドの曲がりを見ながら
徐々にテンションを強く掛けて行く。
底に張り付いていた魚が水面 を割った途端に
狂った様にローリングしながら跳ぶ、跳ねる、突っ込む。
水圧もかなり強いのに流れの向きも一切無視して縦横無尽に暴れまわっている。
スピニングタックルで9ft.ロッドの時、
もう少しだけ大きいサイズの同じ様な暴走魚に好きな様にされて
PE25lbでも危うくラインブレイクしそうになった事がある。
ベイトタックルのみに戻してからはそういった事もなくなり
メリットが多いので不都合を感じた事は無かったが、
やはりG52だとルアーの操作や魚との駆け引きが楽かな?。
ポイントのスケールや魚のサイズ、流速にもよるけれど。
よくある水面 に頭を出してのヘッドシェイクではなく、
頭を下にしてのテールシェイク。
水面 で尻尾側を激しく振りながら下へ下への突っ込み征してネットイン。
そのまま水中で計測。丁度70cmぐらい。

やはりこれぐらいのサイズの魚体だと水の抵抗が少ないのか、
派手な暴れ方をする傾向がある様に思う。

(走行54km)

6:30スタート。
日は昇っていて天気も良い。
しばらく流芯を探るものの全く反応が無いので手を止めてしばらく周囲を観察する。
大分離れた対岸の方で定期的にライズがある。
こういうケースだとあまり大型では無いと思うが確認の為と、
ひょっとして魚が全体的に対岸側へ寄っているのではと思い、
一度撤収して回り込む事にする。
ライズがあった付近を幅広く攻めるが反応が無いので、
ひょっとして魚はあまり泳ぎ回らずに定位 置で待機中かもしれないと思い、
秘密バイブで流芯の斜め脇を探ると・・・・

To be continued