2015/3/18
Light Trip wG52 Vol.2


Light Trip wG52の御注文につきまして

Light Trip wG52の抽選販売御希望受付期間は終了いたしました。

尚、このLight Trip wG52は、
サムルアーズから御希望者様への直接販売のみとなり、
お取り扱い店様への出荷は御座いません。

Light Trip wG52の紹介第二分はその性能について

第三世代目までの旧モデルについての解説は
プロダクトのページに今も掲載されており、
基本的な内容はグリップ部分を除いて特に変更は御座いません。

ウッドグリップを導入したことにより重量 は約40g程増えていますが、
200gを下回る最新型リール装着を考えれば、
理想的なバランスになったと言えます。


(最新のリールは150g台も多い。石川さんのリールはノーマルで163g)

実際に自重170g台のリールで試投しましたが、
バランス良く、腕への負担無くキャスト出来ましたので、
参考にしていただければと思います。

ガイドについては
Kガイドやチタン製ガイドの導入も勧められましたが、
ガイドの変更によってキャストフィールの違いや
軽量 アイテムの飛距離減退に繋がる事を確認していますので、
今回のLight Trip wG52では敢えて導入を控えました。


(ガンスモークタイプは素敵なカラーだと思うが不人気とか)

さて、ほぼ10年の間メインロッドとして使い続けてきた我々としては
プロダクトのページよりも、
もう一歩も二歩も踏み込んだ解説をしてみたいと思います。

必然的に理想的

これまでに琵琶湖を中心に
様々なフィールドでG52を使ってきました。
我々が釣り上げた魚種はラージマウスバス、シーバス、マナマズ、
ビワコオオナマズ、ブルーギル、スモールマウスバス、ケタバス、
ニゴイ、雷魚、フナ、ニジマス、キャットフィッシュ、ストライパー。
思いつくところではそんなところでしょうか。


(G52で釣り上げた魚で意外に思い出深いのがMAVさんのCatfish)

これはまぁ単に記憶を辿って羅列しただけで
特に意味もありません。

しかし、この一本があれば、
日本国内のどんなフィールドに遭遇しようとも
なんとか釣りが楽しめそうな気がします。

そう、このロッドのコンセプトは
Light Trip G52一本を片手に気軽に釣りを楽しむ事にあります。

アイテムを生み出す片腕

ご存知の通 り、アイテムの製作段階でテストを繰り返す際、
基本としているのがLight Trip G52においての使用感とアクションです。
特にバス用アイテムとしてはこれ一本で調整を行っています。

故にこれまでにリリ−スされたアイテム達の性能を発揮する上で
Light Trip G52は最も理想的なロッドと言えるのです。
インジェクションモデルは勿論、
サム山岡ハンドメイドにおいてもそれは同じで、
特に表層系のアイテム達は
Light Trip G52によって多彩で理想的なアピールを演出できるのです。

例えばコトカス

このアイテムは表層に波紋を作る程度の小さなアクションで
魚を誘い出すのが基本です。
この場合はティップの柔らかさを生かして
短い移動距離でソフトなヒラ打ちまで行えます。

ファットサムなら

昨年オリジナルに改良を加えて誕生したパワースライドは、
オリジナルに比べて押しの強いスライドを得意とします。
少し早いテンポで切り返しを行うなら
パワースライドのトルクをベリーでしっかり吸収してストレス無く
多彩 なアクションを連続して繰り出せます。


(風が強く波立つ日でしたが、Fat sum PSをコントロール出来た)

多くのアングラーが苦手なフラッシュバック

琵琶湖の湖西においてフラッシュバックを自由に操作するなら
やはりLight Trip G52です。
フラッシュバックはスローテーパー柔らかいロッドで操作すれば、
粘りのある独特なアクションも生み出せますが、
ひとたび湖西の強風にさらされれば、
ラインははらみ、スローテーパーのロッドではもはや操作不可能。
また、硬いファーストテーパーで操作すれば
直線的な動きが中心になり、単調な動きの繰り返しとなるでしょう。


(FLASHBACKはロッドとラインを選ぶアイテムだ)

サム山岡ハンドメイドなら是非

サム山岡のバルサモデル繊細な動きの魅力は
このLight Trip G52で表現してもらいたいものです。
これまでにサム山岡はペンシルベイト系だけでも
相当なモデルをリリースしましたが、
それぞれに動きの特徴があり
その違いを感じ取ってもらうにも、
このロッドをおいて他にはありません。


(SABEL SUMの魅力を引き出せたと感じられた瞬間だった)

(※いずれもナイロンライン14lb.クラスを使用)

貴方のスタイルに

近年、サムルアーズを扱うにはどんなロッドが良いですか?
と言う質問をよく頂く様になっていました。
多分状況的には、
“サムルアーズを使って湖西の浜でバスを釣る”
というスタイルだと思うのですが、

当然の事ながら今ならLight Trip wG52をお勧めします。
そして湖西の浜で釣る方以外にもLight Trip wG52は理想的なロッドと言えます。

近年は巻物中心のロッドが多いのか、
重いルアー投げる事が多いのか、
それぞれに何かしらのコンセプトは存在すると思いますが、
ブランクスも長くグリップ部分も長〜い。

それを我々のスタイルにそれを当てはめるた場合には、
幾つかの傷害が生まれてきます。

ブランクスが長いとティップは地面 や水面を叩き、
水面には要らぬプレッシャー与える上にロッドも痛めます。
竿を立てれば良いじゃないかと思うかもしれませんが、
浜に吹き付ける強風下ではラインがはらみ、
ルアーの操作もままなりません。
また、グリップ部分が長いと肘にバット部分が当たって
ルアーもまともに操作出来ずにストレスも。


(オフセットタイプなのでリールの重心が低くなり安定感は抜群)

Light Trip wG52の場合、
リールをパーミングした場合のバランス、ホールド感も良好ですので
巻きを繰り返すスタイルにも負担が少なく、
幅広いカテゴリーのアイテムを扱うことが出来るでしょう。
慣れればダブルハンドルでのキャストにも劣らぬ 飛距離も出せますし、
至近距離をアンダーハンドで狙うことも容易です。

スタイルとしてはバスボートで中軽量 プラグをテンポ良く扱うも良し、
機動力を生かしたカヤックで釣りにも邪魔にならず、
幅広いアイテムを使用出来ます。
また、トップウォーター中心のフローターフィッシングにももってこいです。


(沖縄の離島にて。何処に持っていってもどんなスタイルでも)

また、琵琶湖以外の湖でも特に不足はないでしょうし、
野池やリザーバーの陸っぱりもにもお勧めです。

他に我々がよく使用するフィールドは河川でのシーバスフィッシング。
ピンスポットを狙い撃ちして
狭い範囲で手返し良く誘い出すには最高のロッドです。


(スタッフはかつて増水時に80オーバーまでG52で釣り上げた経験あり)

つくづくタフだった

そう、このロッドの最大の特徴と言える一つが強靱であると言うことです。

琵琶湖に出掛ける時は
予備のLight Trip G52を持っていく事もありますが、
基本はメインの一本を使っていました。
10年もの間、折れるなどの目立った破損も無く使い続けられた事は
今更ながら驚きです。
理由はブランクスがソリッドカーボンであった事に尽きるでしょう。

Light Trip G52の適応ルアーウェイトは6-14gと書いていますが、
上は20グラム程度まで問題なくフルキャスト出来ます。
キャスト時に折れるのではないかと
自分で使っていても心配になるほど撓っています。

また、魚を寄せるしなやかかつパワフルなLight Trip G52粘りは
特筆すべきと考えます。
基本はライトアクションであることから、
なんでも強引に引っこ抜けると言う竿ではありませんが、
魚を無駄 に刺激せずじっくり寄せる腰の強さは
一見華奢なブランクスからは想像できないでしょう。


(使い込んだG52でも70〜80センチクラスなら問題なく寄せられた)

現在も連載中の道釣記でも
何尾ものイトウをLight Trip G52で釣り上げてくれていますが、
実はそのファイトシーンも動画で存在しております。
しかしながら、ヒットポイントの公表に繋がる等の問題から
お見せ出来ないのが残念!
次はこのLight Trip wG52でメータ級を釣り上げてもらおうと思います。

そしてLight Trip wG52は貴方のもとへ

長々と説明いたしましたが、
Light Trip wG52がサムルアーズアイテムを使用する全てアングラー、
そして全てのフィッシングスタイルに理想的である訳ではありません。
ただ、この10年の使用期間を経ても、
我々が手放すことがない性能と安心感は今も変わることはありません。

このLight Trip wG52が貴方と素晴らしい時間を築き上げることを願います。

サム山岡の一言

バス釣りを30年以上夢中で過ごしてきましたが、
sum-stick Ligaht Trip G52を使い出してからは
殆どこの竿のみであります。
そして少々へたってきても、良く言えば使い込んで、
悪く言えばへたりが分からず10年以上になりました。
最近ガイド、スレッド、塗装がボロくなりすぎたのを見た“イトウ釣り師”が
堪らずに塗装とガイドの巻き換えをおこなってくれました。
重い(自重&動き)ルアーを使うには不足を感じますが、
バス釣りが出来なくなるまでこれを使い続ける事になりますね。
折れる心配が無く、ワンピースだから濡れても抜ける心配が無く、バランスも良い。
無理を感じない魚の寄りの良さ、単純明快なリールセット機構、
ルアーの動きに小細工が加えられる等、
いろいろ他にもあり、貴方の愛竿になるかもしれません。

最後に保証及びメンテナンス、そして販売方法ににつきまして

さて、未だこの竿が魚にへし折られる事など全く想像できませんが、
やはり側面 からの衝撃に対しては破損を防ぎ切れない場合があります。
これまでに報告があった破損の原因は
全て車などのドアに挟んだ事による破損です。

その他可能性があるブランクスの破損は、
側面 の傷からのカーボン繊維のささくれ症状が現れる事でしょう。
これはささくれた部分にスレッドを巻くことで解消します。

致命的な破損を除けば、
スレッドやガイドの交換だけで相当年数使い続けられるのではないでしょうか。

今回、Light Trip wG52は部材の関係上、免責保証をお付けできませんが、
協力会社さんが対応していただける限り、
可能な限りの修理には対応させていただきます。

またウッドグリップのメンテナンスは
傷ついた部分や塗装が剥げた部分に家具用ワックスを塗布して下さい。

Blanks:solid carbon
Length:5.2ft
Weight:約170g
Lure weight:6-14g
Line:8-14lb.

SICガイド(ステンレスフレーム、ガンスモーク)
生産国:日本製
Price:\41500-(税別)

 

Light Trip wG52の御注文につきまして

Light Trip wG52の抽選販売御希望受付期間は終了いたしました。

尚、このLight Trip wG52は、
サムルアーズから御希望者様への直接販売のみとなり、
お取り扱い店様への出荷は御座いません。