2017/1/23
New SUM VIB SS


ニューサムバイブ最後の切り札!

と言えば聞こえは良いが、
相変わらずの流用か?使い回しか?
(凄く聞こえが悪い・・・)

そんな事はないんですよ。
ちゃんと最初から計画してたんでっせ。

5カ所有るウェイトルームの
3カ所にウェイトを搭載した

New SUM VIBration SS(SLOW SINKING)

一般的に言えば、先行してリリースした13Gであっても
フォールスピードの遅いバイブレーションではありますが、
このSSモデルは更にスローフォールタイプになります。

“そんなに微妙な設定が必要あるのか?”
“75Fにウェイト貼ったらエエやん”

という疑問の声も勿論あるでしょう。
確かに75Fに1.5グラム貼り込めば、
ほぼ同じ性能を得られるでしょうが、
コンスタントに使用するのであれば、
当然ノーマルを使用するのが望ましいと思います。

突き詰めれば更なるコンタクトが

フィールド条件に合わせて素早く
ルアーの選択を行う必要があるのに
一々貼ったり剥がしたりを繰り返すのは無駄が多く、
面倒になってポイントの攻め方も雑になりがちですし、
SSから更にウェイトを追加して
より多くのフィールド条件に合わせることも可能になります。


(35mm×15mm、厚さ0.25mmで約1.5g)

最近はユーザーの皆さんの釣り方(攻め方)が
スキルフルとなり、
このモデル差を十分に生かしてもらえる時代となりました。

昔バイブレーションプラグといえば、
沖に遠投して、ただ巻いてくるだけか、
ちょっと頑張ってもリフト&フォール
といったところだったでしょう。

勿論、多くの場合はそれで事足りますが、
これからの時代は、
“レンジ&スピード”なのでしょう。

水面直下からボトムまで、
タナを合わせてスローからファーストで巻ける、
そしてフォールでは見せて食わせる。

これは発泡樹脂をマテリアルとしていた
旧SUM VIBration時代からのオリジナルコンセプトでしたが、
New SUM VIBrationは、
バリエーションを増加したことにより、
輪を掛けて適応範囲が広がっています。

実釣

それではここらでテスト段階の実釣結果なんぞをご紹介。

まずは75F、13Gに引き続いて
シンプルの番人、石川さんのレビューから。

このモデルもシンキングモデル同様
引き抵抗が少なく動きすぎないので
プレッシャーの掛かったエリアでも十分使えます。
スローシンキングであることを武器に
更にシャローエリアのサーチルアーとしても使え、
ただ巻から細かくスローなリフトアンドフォールもこなせる。
初夏のウィードが伸び始めた水面とウィードの先端が1m以下でも
リフトアンドフォールで誘えます(超お薦め)。

具体的な使用例ですと
スローシンキングモデルはテンションフォールすると湖底で立つので
ボトムを意識した釣りをすることが出来ますね。
冬に流れ込みのその先に沈め
ちょこちょこ動かして喰わせることも出来ました。
春以後はウィードが邪魔するので、
水面とウィードの上っ面の間を
リフトアンドフォールで釣ることが出来ました。


(トロ場はアップに投げ、流れに乗せたリフト&フォールで)

石川仁志

そしてお次はHAMA-Kさん。

石川さんの釣果と同様に敢えて40センチ以下の紹介は無しですが、
以下の3尾はいずれも50UP。
SSを託したのが昨年6月に入ってからだったので、
HAMA-Kさんの冬場の釣果はこれからのお楽しみ!?

水を掴む

さて、13Gでも釣果があったネイティブイトウは、
同じくしてSSでも釣れております。
この魚を釣ったT.Oさんの釣り方を動画で見ていると、
スローで使える事の重要性がはっきりと読みとれました。


(河川のシーバス狙いにも75FとSSは重宝します)

流水域での釣り経験がれば、
捕食魚が定位する流れの強さを理解いただけると思います。
時には体力を全く使わずに定位している様な場合もあります。
その魚を誘う際には
やはり緩やかな流れにおいて水を掴む事が重要で、
アングラーにはその流れの強さを伝える必要性があります。

SSはスローでもレスポンスの良いアクションが可能でなので、
その性能が緩やかな流れの中で発揮されると言うわけです。


(旧SUM VIB 15G での九頭竜川サクラマス)

旧SUM VIB 15Gを使って九頭竜川でサクラマスを釣った年は、
同じ様に数回、サクラマスと思われる魚を掛けました。

ある一定以上の流れの中では旧SUM VIBが使い易かったのですが、
緩やかな流れに送り込んだ時には、
流れの強さだけではアクションしませんでした。
この状態では水流の情報もアングラーに伝達されませんし、
魚にルアーの存在をアピールする事も困難となります。

New SUM VIBシリーズではまだ一本も釣り上げていないので
説得力に欠ける面もある訳ですが、
今回のSSと13Gがあれば相当な戦力となるのは
間違いないと思います。

近年の九頭竜川は、今の湖西以上の人気フィールドだけに
釣りをすること自体が困難と思われますが、
タイミングがあえば、また挑戦したいと思っています。

サム山岡の一言

これで重さの違う3モデル目の発売となります。
僕はどう使うかですが、
目が悪いのと慌て者ですから選択を確実に間違るでしょう。
SSを繋いでいるつもりで13Gであったりする。
間違いに気づかない場合もあるでしょう。
選択を絞るか、使わず新しい○秘とか、
他の物を使う様にするかでしょうか。

SUM VIBration SS SPEC

Length:75mm
Weight:10.5g
Type:Slow Sinking
Ring :#2
Hook :#6(前後共通)
※ベリーフックは#4でもOKです。
Price:¥1400-(税別)


裏技?&裏情報?

これからの厳冬期に役立つかも・・・


(スナップやラインにより姿勢がやや異なる可能性があります)

これはベリーフックを外したSSの
本体のみによる着底姿勢です。

ボトム付近をゆっくりトレース・・・
かなりリスキーな狙い方ですが、
これが出来たら今まで狙いきれなかった魚との
コンタクトが得られるかもしれません。

今のところフルキャスト時のキャスタビリティーに
影響が出るかは検証出来ていませんが、
リトリーブ時のアクションは
しっかりボディーを揺すっております。
デッドスロー引きも試してみましたが、
これだけ動けば文句無し、といったところです。
フォールの速度も更にスローになります。


(ベリーのダブルフック装着もありかと思います)

ただ、ロストの可能性が無い訳ではないので
“是非試してください!”
とは言いにくいんですよね・・・

リリースカラー

今回のNew SUM VIBration SSのリリースで
一旦SUM VIBrationシリーズの供給は終了となりますが、
既に次回の生産計画を進めております。

また、75F&13Gと二度の販売を行いましたところ
人気カラーと不人気カラーの差も
はっきりと現れるようになってきました。

この事をふまえまして、
次回の生産ではラインナップから外れるカラーを
先行して以下にお知らせいたします。


(え?!かなりの実績カラーも含まれていますが・・・)

ラメホロクリアー、
グリッターゴーストブラック、
ミステリックボーンタイガー、
ホログラムパーチ。

これらの4カラーは今後、
魚の反応?もしくはユーザーの反応?
それともスタッフの気分次第?
にて再販の機会を窺うとしましょう!
もし今年滅茶苦茶釣れたりしたら、
次々回には復活するのかもね。

その他の4カラーは
次回のカラーラインナップにも加わることが決定。
微妙な色調整とかはあるかもしれませんが。

New SUM VIBration SSの発売は
1月25日夜、サムルアーズショップにて開始致します!

これまでと同様にご購入いただける本数に制限が御座います。
制限数をオーバーされますと
ご注文内容は全てキャンセル処理となりますので
ご注意下さいます様お願いいたします。