2011/10/12
Diving sum 90CW


予想は正解でしたか?!

仕様変更を繰り返し遅れる事5ヶ月・・・

開発段階での変更以外にも様々な事情により発売が遅れてしまった訳ですが、
正直のところ結果的には良かったと思っています。

Diving sum 90CW

Diving sum CWシリーズ三作目にして
90ミリモデルとしてもバルサ、ハードウッド(以下ウッドに略)を経て三作目。

バスルアーとしてはレギュラーサイズと言える90ミリをリリースする事は
順当な流れと言えるので敢えて説明は控えるとして、
以前にリリースされているバルサモデル、ハードウッドモデルとの比較から。

まず写真から読み取れる違いはボディー形状。
最初にリリースされたサム山岡ハンドメイドを見ると
全体的に丸みを帯びてはいるが、サイドはややフラット感が見て取れるかと。

それから比べるとハードウッドモデルは全体的に丸みが強く、
サイドのフラット感はあまり感じられない。

そして今回リリースの90CW。
サイドのフラット感はバルサモデル以上か?!
これはバルサモデルと比較して体高がやや増した事によって強調されています。


(左からバルサモデル、Diving sum 90CW、ウッドモデル)

バルサモデルやウッドモデルを既にお持ちの方からすると
見た目には“異なったモデルではないのか?”との印象を受けるかもしれませんが、
う〜ん・・・それはそれで仕方がない!

何故なら

オリジナルモデルであるサム山岡ハンドメイド“Diving sum 90”の
デザインとアクションと操作感、
そしてその集魚力を基本に開発を進めてきた訳ではありますが、
結果的に想像していた以上のポテンシャルを発揮するに至っただけに
もはやそれは仕方がないの一言に尽きる訳です!

もたつかず

早春から開発を進めていたその頃、
最初の計画ではこれまでのDiving sum CWシリーズと同様に
テール部分についてはお決まりの調整ワッシャー及びヒートンの計画でしたが、
試作の製作を進めていく段階で
全てのウェイトをボディー内部で調節する事に変更。

金物好きの方には申し訳ないですが、
今回のDiving sum 90CWは見た目もスッキリ、
8ピン仕様になりました。
これによって動きのもたつき感は軽減されています。

更に効果的なウェイト配分が動きのクイック感を増し、
スピーディーな操作にもストレス無いレスポンスを発揮します。
体高が増した事によってヒラ打ち時のフラッシング効果もアップしています。
水面でのアクションバリエーションも豊かである事は云うまでもなく、
特にダイブさせてからの水面下でのアクションは、
ダイヴィングサムシリーズ特有の
“ダイブ&イレギュラーなヒラ打ちアクション”を演じてくれます。

How to use

頭を出したウィード際での移動距離の短い誘いに加えて、
(ダイブさせてから水中で1、2回ヒラ打ちさせて浮かす)

風が強く荒れた湖面での使用にも適しています。
(水面で暴れさせた後、水中での連続アクション)

日頃から表層付近の釣りを得意としこういった状況での経験が多い方なら
大体のイメージを掴んでもらえるかな?!

勿論ボートシーバスなんかにも向いてるんじゃあないですか〜

但し、気持ち良くこのルアーを操作する為には、
タックルは“ライトアクションのロッド、ラインはナイロンライン”が理想です。

SPEC

Length : 90mm
Weight : 11.5g
Price : \2205-(税込み)

最後に

今回は敢えて発売前にサンプルをヘビーユーザーさん方に配布していませんでした。
たまには多くの皆さんと同時に手にしてもらうのも良いと思いました。
よってまだ一匹も魚を釣り上げてないのは紛れもない事実!
Diving sum 90CW1本目の魚は是非貴方が!
(そしてこんな奴を!・・・とまでは申しません)


60cm 2009 Lake Biwa
Angler:H.Y氏 Lure:Diving sum 90 (SUM Yamaoka Handmade)

発売開始は明日(10/13)夕刻サムルアーズショップにて!!