fishing_report

Date:
2025.6.12
Place:
高原川支流各所
Angler:
saddaさん
時間:
7時〜16時
スタイル:
ウェーディング
天候:
気温/水温:
気温:20度/水温:13度
風向き:
不明
水面状況 :
やや増水
lure S45cw ABALONE CHIP
釣果 7 fish
最大 27cm

梅雨の晴れ間。前日の雨。もう居ても立ってもいられず、前夜にホームへ向けて出発する。今回の主たる目的はこの度立ち上げたブランドのロッドテストであるが、とにかくこのチャンスにいい魚を獲りたい。翌朝、川を見ると大増水かつ本流は激しい濁り。残念ながらとても釣りができる状態ではない。しかしここで諦めてはならない。まずはフィールドの支流を全て見て回る。その上で一番確率が高いと考えられる支流にエントリーする。
非常に実績の高いポイント。対岸の小さなヨレを狙って打つ。数投目、流れの壁でS45cwをターンさせると魚が出てきた。しかし流れが強く喰わせるタイミングが作れない。少し立ち位置を上流側に変え、魚を出した後、ダウンでルアーを軽く抜いてステイさせるとバイト。重い流れから抜き上げたのは良型のイワナ。魚のスイッチを入れるためには速く激しいアクションが必要であるが喰わせるためにはテンションを抜いてスローに時間を作る必要がある。このふたつの相反する事象を解決しないとバイトは得られない。なんと楽しいゲームだろうか。沢を転々とし厳しいながらも魚はある程度出てくるもののバイトに持ち込めない。さらに反応するカラーはアバロンのみと線にならない要素が捻じれ複雑に絡み合うコンディション。ここでクールダウン。そもそも一番のマイナスである増水という要素を排除すべきではと山岳地図を眺め地形的にユキシロの影響が少ないであろう南峰で比較的標高の低い山の谷筋をチョイスしてみる。新規開拓となる谷筋。普段気にも留めてなかったが増水によって逆にポイント出来ている沢を見つける。早速車を停めて川に降りる。流心の重い流れが対岸の岩盤に当たりヨレを作り出している大好物なポイント。S45cwをヨレの奥に打ち込むとすぐさま魚の影が反転する。今度は30cmほど下手にキャストしドリフトで送り込み流心に入る瞬間にルアーの姿勢を直し、少しだけテンションを掛け触が伝わってくるると大きなバイト。良型の感。慎重に流心から抜き上げキャッチ。なかなかのイワナ。イメージ通りの理想的なプロセスに満足。しかしその後は魚からの反応が途絶える。時間は15時。同様の地形を探して打っていると回収中のルアーにほとんど水深のない荒めのチャラ瀬でバイト。まさかと思ったが荒瀬を流すと簡単にバイト。しばらくサイト以外で釣ってなかったので手元に来る感覚が新鮮。そしてここから5連発。まさに時合ってやつだ。最後は少しだけ夏を感じる釣りとなった。今回も新しい経験値を積み上げることが出来た。ロッドのテストも上々。増水した重く早い渓においてシャロー&サイトのピンポイントを狙った釣りには非常に適している。速い流れの中でルアーの姿勢をコントロールしたり、僅かなバイトタイミング逃さないためにも速いロッドは必要不可欠。そして激流の中でのファイトと魚を抜き上げるブランクの粘り。まだ改良の余地はあるが自らの仮説を証明そして確信することが出来た。やっとハイシーズンも到来する。来週あたりからは源流に入ります!

sum山岡の一言

参考になるレポートでした。瀬はくせ者で面白い釣りが出来る可能性が有るのにジャバジャバとポイントを潰しながら釣りをする人が居ます。バス釣りもそうですけれど、釣っている前を陸側でなくジャブジャブと前を通過する人も居ます。キャタピラーカラーでなくアバロンチップが良かったそうですね。素晴らしいロッドの完成を楽しみにしています。ありがとうございました。

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sum