サム山岡が考えるsuming-70fのコンセプト
下記の表を御覧下さい。
suming-70f | cotocas | |
全長 | 68mm | 70mm |
ウェイト | 6.2g | 6.0g |
重心 | 固定式 | 固定式 |
ラトル | 無し | 無し |
潜行深度 (通常) |
10cm~60cm | 0cm~30cm |
飛距離 | 同等 | 同等 |
浮き角度 | 後傾姿勢 | より強い後傾姿勢 |
浮力 | 弱いフローティング | 強いフローティング |
フィールドに於けるsuming-70fの必要性
サミングとコトカス、相違点は潜行深度、浮力、
水面でのアクションによる移動距離とアピール力です。
“どちらが優れている”という事ではなく、
あらゆるフィールドでお互いを補い合う関係にあります。
ボリュームの違い
コトカスとのボリュームの違いは
コトカスの体積を100とすれば95%位でしょうか。
飛ぶ重心固定
サミングは重心固定式のフローティングミノーでありながら、
移動式に劣らない飛距離と風に対する抜群の安定性を実現出来たと思います。
70mm弱というサイズでありながら、ベイトタックルでの使用も十分可能で
ストレス無くフローティングミノーによる釣りを楽しんで頂けるでしょう。
また、重心が腹に固定してあることにより、
着水時に潜りすぎることもありません。
重心移動タイプにありがちな、着水時の直立姿勢とは無縁で
泳ぎ出しも当然スムーズなのでリトリーブ開始直後のバイトにも期待できます。
後傾姿勢による効果
浮き角度を後傾にすることにより
若干の飛距離アップと静止状態からダイブする時に
水ヨレを大きくすることが出来ます。
フローティングであること
サスペンドではなく、スローフローティングであることにより
障害物の回避に大きく役立つと思われます。
これは陸釣りの場合、非常に有効です。
そしてサスペンドタイプが主流の現在ですが、
フローティングタイプのルアーが水中から浮き上がる途中のバイトは
非常に多く、見逃すことの出来ない事です。
リトリーブ
suming-70f | cotocas | |
水面アクション | 移動距離は短い | 移動距離は 極めて短い |
トゥイッチ | 切れがよい | タイトなきりもみ |
ダート幅 | 20cm~25cm | 小さい |
スローリトリーブ | ローリング+ウォブリング | ※タイトウォブリング +ローリング |
レギュラーリトリーブ | ローリング+ウォブリング | ※タイトウォブリング +ローリング |
ファーストリトリーブ | ※タイトウォブリング +ローリング | ※タイトウォブリング +ローリング |
※コトカスの場合、カラーにより若干異なります。
手元に伝わる安心感
リトリーブ中はプルプルと小気味よくサミングのアクションが伝わってくる為、
適度な緊張感と安心感が集中力を持続させます。
フローティングである事とその形状、設定により
スローリトリーブでも、きっちりと動く扱いやすいミノーです。
コトカスと同様にただ巻きにて優れた結果を出すものと期待しています。
2001/3/26 suming-70f スローリトリーブにて
一定のスピードをキープしてのただ巻きによる釣果が
トゥイッチでの釣果を上回る事はしばしばあります。
水温の上昇により活性の高い魚は
ファーストリトリーブに好反応すると考えています。
トゥイッチによるミノーの動きも素晴らしいのですが・・・。